今年の6月20日に<旋律>という題でつぶやきましたが、今日はその続編です。週末にあるジャズの演奏を聞いていてふと思ったのですが、果たして旋律は有限でしょうか?それとも無限でしょうか?ジャズにおいてはスタンダードと呼ばれる『かつての名作』を色々と編曲したり即興で変化させながら演奏するのも活発である一方で、新しい作品も次々に書かれており、旋律的にも新しい試みが活発になされています。
私が聴く限りでは、『美味しい』旋律はそんなに次々には生まれてこないようで、旋律は有限なのではないかと思えます。優れた演奏家が、いわゆる『名作』を題材に、骨格となる旋律やコード進行を軸に、その人なりのアイデアや、その時その時の流行、聴衆とのコラボレーションによってその場にもっとも合わせて作ってくれるのが、『作品』としては一番『美味しい』気がします。ただホントに身の毛がよだつような演奏というのは『作品』というよりも『生きざま』であったりして、旋律は関係ない場合もあります。音楽は普段使っていない脳が刺激されていいですね。