大型の台風11号はどうやら上陸しそうですが、台風の渦はぐるぐるといつも同じ向きに巻いています。これはコリオリの力と呼ばれる、回転する座標系(この場合地球)に対して運動する物体に働く力の影響で、北半球では常に反時計回りです。洗面所で一旦貯めた水が流れる時の渦も、やはり北半球では同じ巻き方をしている筈です。今トイレで何本も自分の髪の毛を抜いて流して実験してみましたが、渦が発生しているのは見えるのですが、向きは何度試してもはっきり見えませんでした。実験は科学の基本で大変楽しいものですが、今日はちょっと髪の毛を抜いた頭のてっぺんあたりが痛くなってしまいました。そういえばつむじにはコリオリの力は働くのでしょうか?
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
-
ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。