私は秋吉久美子さんという女優さんが割と好きです。必ずしもそんなに演技がうまいとも思いませんが、彼女独特の雰囲気があり、やはり女優ですから特別な、ユニークな味を持つというのはとても大切なことだと思います。彼女に言わせると(これはホームページで読んだのですが)純粋と純朴は違うのだそうです。怖れないことと、怖れを知らないこと。処女性と処女。そしてどちらの危険を選ぶかいうと純粋さを選びたいと。これは中々微妙な語感の違いですが、極めて適切にその違いを感じて、そして上手にその違いと本人の意思を表現していると思います。こういった感性は中々真似が出来ません。言葉遊びとしてこんなフレーズも言っています。
「純粋を経ることなく、純朴に終わるのも、人生の感動の一つである。
 ・・なんてね。」降参。