マネックス・メールは今日が500号です。
五百は「いお」と読んでも「ごひゃく」と読んでも、万葉の時代から数の多いことを表します。五臓六腑、五体満足、五大洋とあるように「五」は「全て」というような意味があるのでしょう。東証のオープニング(9時)に鳴らす鐘も五回です。などと書いていてふと思ったのですが八百も「やお」もしくは「はっぴゃく」と読んでやはり数の多いことを表します。お江戸八百八町なんて言いますね。その上は千もしくは千々でしょうか。更に考えると、九もそもそも一番大きい数字なので九死に一生を得る、のようにやはり数の多いことを表すようですし、結局一以外は全部数が多いことを表してしまうのでしょうか。数が多い方がいいから数字にそのような意味合いを持たせたのだと考えると、人って欲張りですね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。