京都大学のN教授の研究で、関東と関西の私立大学3校の経済学部の卒業生(20才前半から50才後半まで)7000人にアンケート調査をした所2000人から回答があり、受験で数学を選択した人の年間所得が、選択しなかった人の所得を50万円、40才未満の層だと100万円も超えていたそうです。教授は「数学の学習で培われた論理的能力が職業への適応力を高めている」と分析されているそうです。この調査結果にはかなりビックリしましたが、一抹の疑問も残ります。昨日書いた<アンケート調査>ではありませんが、ある程度のバイアスが掛かっているのではないでしょうか。回答回収率は30%以下。質問そのものを見ていないので分かりませんが、「数学を選択してかつ年収の高い人」の回答率が高くなるような聞き方をしてなかったでしょうか?或いは数学を選択した人はきちんと時間外給与まで入れて回答していたなんていうオチだったりして。(勝手な想像で書いています。N教授、誤解でしたら御容赦下さい。)