買われすぎた資産の巻き戻しか?BTC(ビットコイン)は64,000ドル近辺まで回復
先週(6月29日週)半ばから、暗号資産市場は突如として自律反発の動きを強めています。
特段目立ったニュースがあったわけではありませんが、株式市場で半導体関連銘柄が崩れたタイミングで、売られていた資産に買い戻しが入りました。日本株や米国株を見ても、半導体メモリー株が反落する一方で、オールドエコノミーやバリュー株の反発が目立ち、ゴールドやシルバーも上昇しています。
世界的に、これまで一方向に偏っていた資金の流れが巻き戻されているのでしょう。単なる株価の行き過ぎ是正というより、買われ過ぎていたものが売られ、売られ過ぎていたものが大きく買い戻される展開になっているように見えます。
BTCも2026年の安値を一時的に割り込みましたが、その後は大きく自律反発しています。ドル建てでは58,000ドルを割り込む場面があったものの、7月6日(月)朝方には64,000ドル近辺まで上値を押し上げました。
BTC(ビットコイン)は典型的な底入れか?1100万円回復への道筋は?
BTC/JPY週足分析です(図表1)。
SMA200(橙)で反発しており、重要なサポートは守られました。MACDではダイバージェンスが発生しており、下落圧力の鈍化を示唆しています。
テクニカル的には、短期的な反発を示唆する形状です。週足ベースのため、ここからすぐに本格的なトレンド転換と判断するのは早計ですが、向こう数週間で下降トレンドライン付近まで戻す展開は十分に考えられます。
この下降トレンドラインはSMA30(黄色)と並走して下落しているため、テクニカル的にはこの付近が上値の重くなりやすい水準だと考えています。
目先の反発局面ではこの水準を意識しつつ、買いトレード方向を継続したいところです。
日足チャート: 7月後半には1100万~1120万円を意識
BTC/JPY日足チャート分析です(図表2)。
下降トレンドラインを上抜けてきており、SMA30(黄色)を上抜けてから2~3日が経過しました。日足ではトレンド反転を意識させる形状となっており、ダイバージェンスも発生しています。総じて、テクニカル面では反発余地が大きい局面ではないでしょうか。
目先はSMA90(水色)が控える1120万~1140万円付近が上値ターゲットになります。時間の経過とともにSMA90は徐々に右肩下がりとなるため、7月後半には1100万~1120万円あたりが意識されやすくなりそうです。7月のターゲットとしては、この価格帯を念頭に置いておきたいところです。
ETH(イーサリアム)は最大20%の上昇となるか
ETH/JPY日足チャート分析です(図表3)。BTCと同様に、下降トレンドラインを上抜けてきている状態です。ネックラインにも近づいており、ここを超えられればダブルボトム完成が意識されます。
こちらもダイバージェンスが発生しており、反発への期待が高まりやすい形状です。MACDが0.00ラインを上抜けるタイミングでネックラインも突破できれば、上昇にさらに弾みがつきそうです。
その場合、目先のターゲットはSMA90(水色)、さらにSMA200(橙)までも視野に入ってくるのではないでしょうか。現在の水準から最大で20%程度の上昇も視野に入れつつ、買い方向で見通しを上方修正したいと思います。
今週(7月6日週)のポイント
• BTCは一時58,000ドル割れまで下落したものの、その後は64,000ドル近辺まで自律反発しました。
• BTC/JPYの週足においてはSMA200がサポートとして機能し、MACDでもダイバージェンスが発生しているため、短期的な反発余地が意識されます。
• BTC/JPY日足では下降トレンドラインとSMA30を上抜けており、目先は1100万~1140万円付近がターゲットになりそうです。
• ETH/JPYも下降トレンドラインを上抜けており、ネックライン突破後はSMA90、さらにSMA200方向への反発が視野に入ります。
