一昨日土曜日に、マネックスグループの株主総会を開催しました。当社はマネックス証券として初の上場企業としての株主総会を2001年に開催して以来、ずっと土曜日に開いてきています。これは、なるべく多くの株主の皆さまに総会に来ていただきたい、そういう気持ちで始めたことです。一昨日はいくつかの他の会社も株主総会を開いていましたが、2001年当時は、週末開催は私が知るところでは当社だけでした。皆、総会集中日の平日に合わせて、なるべく人が来られないようにしていたのです。当時当社は、ホームページに株主提案の条件とやり方まで案内する徹底ぶりで、とにかく開かれた総会を目指してきました。

今年の総会では、ヴァーチャルオンリーでも開催できるようにする定款変更と、総会議決権行使の基準日を3月末から6月末に変更し、総会の9月開催を可能とする定款変更の2議案を、他の2議案と併せて総会に上程しました。私たちの想いは、マネックスグループの総会を更に開かれたものにしたいという、その一点です。物理開催を基本とすると、どうしても議決権行使と質疑応答などの議論は会場に限定されてしまう。完全ヴァーチャル開催をすれば、日本中、世界中どこからでも議論に参加出来る。都内の方でも、移動の難しい方だっていらっしゃる。そして9月開催にすれば、有価証券報告書もゆっくり見られる。統合報告書だってきっと間に合う。他の総会と全く被らないから余裕で質問や議決方針も考えられて、時間的にも参加の障害が少ない。

創業以来の開かれた総会への想いを、更に進化させたものですが、議場での株主の皆さまのご発言は、ヴァーチャルオンリー反対のご意見が大多数でした。或る意味当たり前と云えば当たり前で、2つの台風が通過する中で土曜日にわざわざ会場まで来て下さった株主の皆さまなので、物理開催にバイアスがあることは自然です。それでも株主の皆さまの声は重く、私は、私たちは、丁寧にその声を聞かせていただきました。今回の総会の決議自体は、オンライン等で事前に議決権行使されたものを含むと、超圧倒的な大多数の賛成で、ヴァーチャルオンリー開催を可能とする定款変更案は可決されたのですが、今後、皆さまの声をしっかり聞き、対話をしながら、具体的にいつどのように変えていくのか、決めていきたいと存じます。

今回の総会は、株主の皆さまの意見がクリアで強く、そして厳しさの中にも多くの優しさがあり、本当に、本当に、ありがたい、感謝の気持ちでいっぱいになる、温かい総会でした。株主の皆さま、本当にありがとうございます。皆さまの声を大切に胸に抱いて、これからも進んで参ります。何卒よろしくお願い申し上げます。