加熱式タバコの仕組みを利用して、香木のポータブル空薫(そらだき)器を考えて、使い始めてみました。香木とは、熱を加えることで良い香りを放つ木の総称ですが、その中に沈香(じんこう)なるものがあります。沈香は、東南アジアの特定のジンチョウゲ科の樹木が、何かしらの理由で身に傷が付いた時に、自らを守るために樹液を分泌し、それが木の内部に沈着し、100年程度もしくはそれ以上の年月を経て熟成し、深みのある品の良い香りを持つようになった木のことを云います。水の中にも沈むように比重の大きい木となるので、沈香と呼ばれるようです。正倉院にある、織田信長や明治天皇も削り取った有名な蘭奢待(らんじゃたい)も、沈香の一種です。
沈香は、温めるといい香りがするのですが、熱すぎると焦げて奥深い香りが崩れるので、炭を灰の中に埋めて灰の上に沈香を置いたり、或いは炭の上に銀葉(ぎんよう)と呼ばれる雲母板を置いて温度を下げて、その上に沈香を置いたりします。いい香りを引き出すには、中々手が掛かるのです。この沈香の香りを、どこでも簡単に聞けないか(沈香は嗅ぐではなく、聞く、と云うのです)。そう思った私は、小さい頃からの実験好きな気性が出て来て、新しい方法を考え出してみました。
加熱式タバコのデバイスを上手く使えないか?加熱式タバコのデバイスの仕組みはどうなっているのか?温度はどのくらいなのか?製品によって温度は違うのか?沈香の空薫の温度は?などなど色々調べ、プルームオーラをコンビニで買い、ブルートゥースを繋いでモードをロングに替えて温度を下げ、沈香を小さく割って小さく切ったアルミホイルに半分ほど包んで加熱温度を更に調節し、いざ本来煙草カートリッジを入れる筒状の場所に入れてみました。そしてスイッチオン。
最高です。穏やかな香り。一旦沈香とアルミホイルの大きさなどを確定すれば、完璧なる再現性。完全なポータブル性。日本の煙草製品ですから、安全性・安定性は申し分なし。そしてスッキリとしたデザイン。沈香の空薫に、完全な機能性を実現しました。やっほい!とても嬉しくて、かなり自慢です。車の中や茶室でサッと空薫してみる。或いは胸ポケットにしまったままでも空薫してみる。いいなぁー。最高だなぁー。自画自賛。ご興味の或る方は、あくまでも自己責任でどうぞ。
さて、不定期つぶやきの初回は、恐らくマーケット関連だと思っていたら、自分でも驚きの沈香になりました。一昨日始めたことで、今一番ホットなのです。しかしこのつぶやき、ふりがながないと読めない言葉が多いですね。沈香も読み間違えると大変だ。と云うことで、次回はふりがな=ルビについて書きたいと思います!
