各デパートではお中元の受付けが早くも始まったようです。日本では流通の仕組みに一時期に膨大な量の郵送物がのることが少なくとも年に3回はあります。お中元とお歳暮と年賀状です。しかもこれらの場合、単に流通量が全般的に増えるのではなくて、郵送先の数は増えないが各郵送先(各家庭)宛ての郵送量が増えるという特徴があります。つまり運搬のコストは普段とあまり変わらないのに、郵送量が多く、従って流通業者(最大手は勿論郵便局ですが)の受取る郵送料は高いということになります。これは欧米におけるクリスマス時も一緒でしょう。では郵送料が低くなるかというと、ある人がある一人の知り合いに大量の贈り物をするならば注文時に運賃の値引きも交渉できそうですが、その場ではバラバラといろいろな場所に一つずつの配送を頼むのでそうもいかないでしょう。こういう場面は流通業者にとってはとても美味しい場面です。このような有利な場面をうまくそっと作ることもビジネスの秘訣でしょうか。