私がお酒が好きなことは今までにも何度かつぶやきで書いて来ました。最近ちょっと控えめにしているのですが、そうするとかえって「人は何故酒を飲むのか?自分は?」などという下らないことを考えてしまうこともあります。以前に、煙草はストレスそのものであり煙草を喫むことによってストレスに慣れるのに比べて、お酒はストレスを消化するものであるということも書きましたが、人はストレスの解消の為だけにお酒を飲むのでしょうか?私は違う気がします。どこか話し相手というか、そんなところがお酒にはあります。しかし話し相手なら友達でもいい筈です。結局お酒の最大の特徴は、「お酒はいつも変わらない」ということではないでしょうか?違う味がすれば、それは自分のせいである訳で(付け合わせの食べ物のせいの場合もあるでしょうが)、お酒自体は何ら変わっていないのです。そんな風に不変のものを相手にして、始めて自分の変化を正確に観測して、相談できる。なんて言うと、あまりにも呑んべぇを美化してますかね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。