時計などでスケルトン・モデルというのがあります。歯車がどう動いていて、どのような仕組みになっているのかが分かるようになっています。実際の商品となるとスケルトン・モデルは時計ぐらいでしょうが、ディスプレイ用ではいろいろな機械にあります。私は公開企業は、本来スケルトン・モデルのように、その仕組みがちゃんと外部に対して分かるようになっていなくてはいけないと考えています。組織や経営の仕組みだけでなく、収益構造についてもきちんと説明できるのが望ましいと思います。
マネックスは昨日2001年3月期の決算発表を行ない決算短信を出しましたが、読んで頂ければマネックスの中身が自明で分かるように努力して記述しているつもりです。また本日決算発表説明会を催し、損益分岐点分析についても公表資料に基づいた計算を試み、その結果についてもHP上に公表しております。証券界の、延いては日本企業のスケルトン・モデルでありたいと、そう考えています。