生放送のテレビに出演する時などに控え室で待っていると、隣りのスタジオから聞こえて来る生の声の方が、目の前にあるテレビから出て来る声や画像より早いことに気づきます。
音速は秒速340メートル、電子は光と同じで秒速30万キロメートル。不思議ですね。BSなんかですと空高い衛星まで行って帰って来ますからまだ理由付けることも可能な気もしますが、実は同じ現象は結婚式場のような所でも、目の前にいる人がマイクで喋っている時に生の声の方が先に聞こえることがあります。何故でしょう?電気信号を増幅させるために、アンプの中をぐるぐる電子が回り、その距離が実は地球数周分ほどあってこのようなことが起きるのでしょうか?もしかするとギターのエフェクターのディレイのような回路があって遅れてしまうのでしょうか?でもそうだとすると何故そんな回路があるのでしょう?
そもそもディレイの回路って、どうやって作ればいいのでしょうか?なんかまた頭の中を思考がぐるぐる回ってしまいますが、電子も私の思考ぐらいにスローダウンする時があるのでしょうかね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。