ホルムズ海峡の実質的な閉鎖は、これまでもあまり見られなかった事態であり、先行きの不透明感をいっそう強めています。株式だけでなく、安全資産とされる債券や金まで売られ、MMFなど流動性の高い資産が選好されています。企業業績の見通しはいまだなお堅調に推移するなか、起点を変えれば、買われすぎた資産クラスの反動という面もあります。
短期的には、投資家心理の揺れもあって、資産クラスをまたぐ市場のメッセージも読み取りにくい状況で、個々のイベントに市場が大きく振られやすいでしょう。だからこそ、こうした局面は長い運用期間を見据えたリバランスの機会にもなります。
相場が揺れるときほど、判断は難しくなります。それでも、長期・分散・積立という資産形成の基本は変わりません。揺れる相場の中で問われるのは、一喜一憂しすぎず、先を当てることよりも続けることなのでしょう。
