今日、或る方に会いました(敢えて名前は伏せます)。彼は四面楚歌とも思われる状況下で、いわば孤軍奮闘しながら自らの理想を追求されています。そのようなことの維持できる根源は何なんだろうとふと考えました。「維持する」「継続する」というのがキーです。誰でも単発で戦うことは案外容易ですから。お尻というか出口が決まっているからでしょうか(例えば任期など)?支持してくれる人がどこかにいるからでしょうか?「支えられる」ということを考える時、不特定多数の人の支持と、特定の一人の支持と、極限に近い状態においては人にとってどちらがより重いのでしょうか?父性と母性を語る時に、母性の本質は船にとっての母港のようなもので、いつでも必ず同じ所に同じ形である避難地であり、そこで力と自信をためてまた外界に出て行けるようにすることだとも言われます。彼にはどこかに母港があるのでしょう。そんな気がしました。