ロシアの宇宙船ミールが落ちて来ます。巨大人工流星といったところでしょうか。つい数年前まで、流れ星というのは宇宙空間の中を星が燃えながら速く飛んでいるのだと思っていました。ちょっと考えれば酸素のない所で「燃える」のも変ですし、これでは流星と彗星の区別が付いていません。「コメットさん」のコメットも彗星のことですが、実は今辞書を引くまで流星のことだと思っていました。
流星は宇宙の塵が大気圏に突入し、そのまま速く飛びながら空気の摩擦で燃えている状態です。つまり宇宙の中の星ではなくて、大気圏の内側もしくは大気圏と宇宙の境目を燃えつきつつ飛んでいる隕石です。言うなれば「燃えるゴミ」です。なんかイマイチですね。そんなものに願いをこめて本当に叶うのでしょうか?だとすると史上最大の燃える宇宙ゴミ・ミールは願いを込めるのには最適の対象でしょうか?