法律は、警察的な行為のためだけにある訳ではありません。つまり何かを規制したり、悪い行為を取り締まったり、そういう制限的な目的のためだけではないということです。企業に経済活動の競争力をつけるために法律を作ることもあります。というか法律の重要な役目としてそういった面もあると思います。電子商取引に関する法律などを例に考えると、利用者の保護という側面と、アメリカなどにも対抗して経済成長して行けるように今まで許されなかったことを許す場合などもあります。この二側面のバランスがとても重要で、そのあたりの細かいニュアンスは法律でなくて政令(省令・府令)で決められて行くことが多いでしょう。立法趣旨にそぐう実現を望んでいます。