春宵一刻値千金 花有清香月有陰 歌管楼台声寂寂 秋韆院落夜沈沈
(しゅんしょういっこくあたいせんきん はなにせいこうありつきにかげありかかんろうだいこえせきせき しゅうせんいんらくよるちんちん)
蘇軾の詩です。大した内容でもないのですが、とても簡単でかつ音の調子が良く、視覚、嗅覚、聴覚に対する刺激が程よくミックスされた素晴らしい世界を作っています。初めて読んだのは小学生のころでしたが、いまだに覚えています(今回は間違えないようにちょっと調べましたが)。七言絶句。28字の中に全てを詰め込むので、却って強い求心力や結合力が生まれ、それが永遠の強い命を与えるのでしょうか。