昨晩久し振りに本当にビックリしました。ふと本棚から古い詩集を取り出して、伊東静雄、立原道造、丸山薫などの詩を読みました。どの詩も良く覚えていましたが却って若い頃よりも簡単に理解できました。萩原朔太郎の詩などは、やはり若い頃の方がよく理解、というかイメージが涌いてその世界にちゃんと入って行き易かったので、詩によって年を取るにつれての感じ方の変化って違うものなのだと思いました。
しかし驚いたのはこのことではありません。丸山薫のある詩について、この詩はとっても好きな詩なのですが、覚えていた詩の内容というかテーマと、実際のテーマがほぼ180度逆なのです。あまりにもプライベートなことであり、恥ずかしいので具体的には書きませんが、自分はこうありたいと思うような内容が詩に書かれていると記憶していたのですが、嫌だけれども自分はこうだよなと思われる内容が実際にはそこに書かれていたのです。まるでサスペンス映画などで思い出したくない事件について錯綜した形で記憶していることがあるように・・。
本当にビックリしましたが中々興味深いテーマなので、他にも昔読んだものや見たものを恐る恐る開けてみようかと考えています。