月曜、火曜とアメリカ東海岸に来ています。月曜日は、野村證券がアレンジした「革新的な日本の企業のIRコンフェランス」に参加するためにNYに飛び、多くの機関投資家と話をしました。8企業日本から呼ばれたのですが、野村證券にとっても実に7年ぶりのことだそうです。火曜日は私達にとって大変大切なパートナーあるバンガードのジャック・ブレナン会長との商談等のためにフィラデルフィアに行き、その後ワシントンD.C.に回ってからまたNYに帰って来ました。これから帰国します。
移動にアムトラックという列車と国内便の飛行機を利用しましたが、アムトラックは全ての席にコンセントがついていて大勢の人がPCを使ってせっせと働いています。飛行機も全席に電話がついていて、簡単にEメールのやりとりが出来ます。便利ですね。日本も新幹線は車両の両端には実は電源が席の下に在るのを知っていますが、ずいぶん違いますね。アムトラックの車両はそんなに新しくないので、恐らく後付けでコンセントを付けたのだと思います。
こんな所にもアメリカの実利主義と、ネットワークに対する理解が見えます。日本も早く変わって行かないと、どんどん取り残されてしまいますね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。