金融機関のリスクにはいろいろあります。株式の値段の上下、金利の上下、年限を横軸とした金利カーブの形状の変化、不動産価格の上下、貸出先の信用力の変化等々。しかしもう1つ大きなリスクがあります。年金や、生命保険のリスクを考える時に、平均寿命の変化というのは恐らく巨大なリスクの筈です。日本に於いては平均寿命はちょっとずつ延び続いているので、年金にとってはマイナス、生命保険にとってはプラスの筈です。その感応度たるや恐らくとんでもなく巨大な額でしょう。私にはプラスの影響とマイナスの影響とどちらの方が大きいかも皆目見当がつきませんが。