スーパーや八百屋の軒先にはシャインマスカットや巨峰が並び、秋の訪れを知らせてくれるのですが、まだ我が家では冷たい麦茶をガブガブ飲む日々。麦茶を作らなくなって温かい緑茶やほうじ茶を飲むようになって初めて夏が終わったと感じるのですが、今年も夏の終わりがなかなか見えませんね。まだ熱いお茶を飲む気にはなれません。

秋の味覚といえば今年は秋刀魚が豊漁です。我が家でもすでに何度秋刀魚を焼いたことか。あまりに丸々と太って脂がのっているので、煙がモクモクと立ち篭めて秋刀魚が燃えてしまわないかと慌てたほどです。気候変動の影響なのか昨年までの秋刀魚があまりにやせ細っていたので今年の秋刀魚の美味しさには驚きですが、想定外の漁獲量で秋刀魚を入れる発泡スチロールの箱が足りないとか、一時休漁するなど漁獲量の調整を行っているのだとか。

焼いた秋刀魚だけでなく、秋刀魚の刺し身も好物で、この季節には鮨屋で秋刀魚の刺し身をいただくのが楽しみなのですが、この間、高級鮨店に通い詰めている知人と話していてちょっと驚いた話。銀座の高級店で秋刀魚はないかと訪ねたところ、ウチはそういう下魚は扱わないんですよ、と言われたことがあるのだとか。なんと!高級鮨店では秋刀魚の刺し身は食べられないのですね。私がよく行く鮨屋は下町の庶民的な老舗。下魚であろうと旬のものを美味しく提供してくれるところが良いですね。