今年のF1は先週末に鈴鹿サーキットでフェラーリを駆るシューマッハがハッキネンを押さえて総合優勝を決めました。私はF1が大好きなのですが、F1にまつわるいろいろな知識とか憧れの多くの部分は、実は小学生か中学生の頃に読んだ少年サンデーに連載されていた「赤いペガサス」によっています。Rh−、ボンベイブラッドという極めて珍しい血の主人公、赤馬研が、無二の妹をあたかも事故の時のための輸血タンクのように携えながら世界中のF1サーカスを巡り、ついに日本人として初めて総合優勝する物語です。スリップ・ストリームや、サージング、レースの駆け引き、F1の裏舞台、著名なレーサーの名前。全部あの漫画で覚えました。あのようなリアルティーを持った漫画って、今もあるのでしょうか。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。