昨日のつぶやきでガウスのことを誤ってフランスの数学者と書いてしまいましたが、正しくはドイツの数学者でした。失礼致しました。同時期のフランスの天才数学者はガロアです。私にはさっぱり分かりませんが、「群論」という理論を学会に提出したあとに自分はピストルによる決闘に行き、21歳の若さで死んだそうです。
「群論」は死後数十年してから証明されました。史上最大の難問と言われ、証明されるのに数世紀も掛かった「フェルマーの最終定理」のフェルマーもやはりフランス人です。明らかにフランスには天才数学者が多いようなのですがどうしてでしょう?文化的なものでしょうか?考え方のロジックは言語に大きく依存するでしょうからフランス語のせいでしょうか?或いは逆に数学的な考え方に強い民族だったので、それが言語にも反映されたのでしょうか?コンピュータの言語は基本的に米語です。所謂IT革命が進めば進むほど、世界全体の得意分野もアメリカ的なものに偏って行ってしまうのでしょうか?ちょっと怖いですね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。