音楽のライヴはいつ聴いてもいいものです。勿論現役の一流プレーヤーが気合いを入れて演奏したり唄ってくれるのが一番ですが、そうでない場合でもそれなりに楽しめます。でもやっぱり一所懸命演ってくれないとピンと来ませんし、何よりもプレイしている本人達が楽しんでいてくれないとこちらも楽しめません。一番残念な思いが残り後味も良くないのは、かつての超一流プレーヤーが、(私は技術的な問題を云々言っているのではありません)、気分的に自らの演奏を楽しめず、演奏を大切にしないで、聴衆を感動させられると自らが信じていないような場合です。独り善がりになってもいけないのでしょうが、まず本人が感動するというのはエンタテイメントや芸術の大切な要素なのでしょうか。