今朝の日経新聞の企業2・グローバル面に、あのドナルド・トランプ(一旦は破産したNYの不動産王)がNYにカジノを作る計画の記事が載っています。あれだけ大きく失敗した人が、これだけ再起できるというのもアメリカ的で面白いのですが、もっと面白いのはNY州でカジノを作る仕組みです。NY州法はカジノ営業を禁止していますが、連邦法は特別な保護策として先住民にカジノ営業を各地で許しています。
記事によると、「先住民のパートナーを見つけることは困難ではない」とトランプ氏が言っているようですが、実体を御存知ですか?これは何年だか前に連邦法の規定に気付いた或る弁護士が、NY州の隣のコネチカット州にカジノを作ろうと考え、インディアンの血を引いている人達を捜してカジノで働かせ、また形式上の経営を任せたのがきっかけです。血を引いていると言っても、インディアンの血が64分の1とかそういう人達で、どこから見ても普通の白人だそうです。面白い国ですよね。