時差の少ない国でのオリンピックは、案外見ることが出来ません。このつぶやきを書いている今もサッカーのブラジル−日本戦が進行していますが見ることが出来ません。
そんな訳で今回のオリンピックは、競技については今のところ普段よりも印象が強くありません。しかし企画としてはいろいろと意義深いことをしていると思います。スポーツを振興するために50メートル・プールで泳いだことのないアフリカの選手を100メートル自由形に参加させたり。オーストラリアの先住民族を大きくフィーチャーしたり。何と言っても圧巻は北朝鮮と韓国の選手団を開会式で一緒に入場させ、韓国からの観客が北朝鮮の選手を応援し、それにその選手が感謝の意を持って応えたり。
IOCのサマランチ会長には御不幸があったそうで大変残念ですが、最近のオリンピックがかなり商業的な方向に振られて来た中で、久しぶりの南半球でのオリンピックはなかなかいい大会になりそうですね。