ちょっと前にも書きましたが、日経新聞の「私の履歴書は」は今大鵬が書いています。柏戸関の思い出はとても強烈なようで、今朝もまた書かれていました。もっとも思い出に残っている一番は、38年秋場所、全勝同士で千秋楽を迎え、柏戸が大鵬を破って長い休場のあとに全勝優勝した時だそうです。
悔しさよりも、柏戸関の喜びが伝わってきて、以来とても親密になったとのことです。悲しみや苦しさを分かち合うのは誰にでも出来ることではありませんが、他人の喜びを素直に一緒に喜ぶのはもっと難しいことだと思います。しかも柏戸と大鵬のような宿命のライバルの関係で。この話は大鵬のスケールの大きさが良く伺えます。最終回まで目が離せませんね。