カラスは犬や猫より知能が高いそうです。「脳化指数」という数字があるそうで、ヒトが0.86、イルカが0.64、チンパンジーが0.30、カラスが0.16、イヌ、ネコがそれぞれ0.14、0.12、ニワトリがずっと下がって0.03だそうです。
意外に感じるのは、カラスとニワトリで大きな差があることです。確かに行動を見ていると随分違うとは思いますが、同じ鳥類でもこんなに違うのかと思います。研究をされた宇都宮大学の杉田教授の言によると、人里近くでの生活が脳の発達を促進したのではないかということです。家畜は一般に知能が低いことと比べると、動物の世界でも恒常的な競争や駆け引きが知能を高める、或いは高知能種をサバイバルさせるのでしょうか。
しかしそう考えると、何故イルカは極端に知能が高いのでしょうか。海の中にはイルカに知的に挑戦するような生き物はいないように思えるのですが。不思議ですね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。