0.1ミリ・メートルの紙を100回折り畳むとどれ位の厚さになるでしょうか?1回折って0.2ミリ、2回折ってその倍の0.4ミリ、・・。計算すれば簡単です、0.1ミリ掛ける2の100乗です。
答えは1.27掛ける10の29乗ミリ・メートル、即ち1.27掛ける10の23乗キロ・メートルです。光速は秒速30万キロ・メートルですから、1光年は9.47掛ける10の12乗キロ。
ということは、紙の厚さは何と約134億光年になります。信じ難い話ですが、何度計算してもそうなります。最近知った問題なのですが、答えがこれほど感覚からかけ離れた謎々は他に思い当たりません。複利って、不思議ですね。郵貯の高クーポン定額貯金が満期を迎えて、その償還額にビックリする人もいることでしょう。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。