土曜日に久しぶりに虹を見ました。東京では滅多に虹が出なくなったのか、或いは虹が見られるようなタイミングに屋外にいることが滅多にないせいなのか、恐らく両方の理由が重なっているのでしょう、最後に見たのはかなり昔のような気がします。小さい頃はしょっちゅう見ていた覚えがあるのですが・・。土曜日は東京湾の花火を見るために夕方から築地近く、明石町の川縁にいたのですが、隅田川に大きく、太めの虹が架かりました。暫くするとその外側にもう一つ同じような虹が現れました。いわゆるダブル・レインボウを見るのは確か2回目だと思います。
但し以前に見たダブル・レインボウは、弧の中心も経の大きさも違っていて、大虹の上に子虹が乗っかり、といった感じだったと思うのですが、今回のは同心のように見えました。心はやはりずれていたけれども、心に近い所から見たので同心のように見えたのでしょうか。虹の仕組みはしっかりと考えてみたことがないのですが、不思議な現象です。でも東京のような普通の緯度で見られる自然現象としては、もっとも美しいものの内の1つだと思います。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。