30年位前の本ですが、都筑卓司先生の書かれたブルーバックスの「不確定性原理」という本を見つけました。これは量子論の基本骨格である不確定性原理を分かりやすく書いたもので、いきなり「巨人の星」の消える魔球から話が始まります。
消える魔球は、飛雄馬の手を放れるところと、森選手のミットに収まるところは見えるのですが、途中のホームベースを通過するところだけ消えてしまってどこを通っているのか分からない魔球です。この魔球をして、量子論ボールであるというのです。これはソネットのY社長に教えて貰った本なのですが、とにかく分かりやすいし面白い本です。こういう本に出会えると、本当に得をした気分になります。不確定性原理や、量子論自体については、「物言えば、唇寒し、何とやら」で今回は控えておきますが、読み終わったら何かつぶやかせて頂くかも知れません。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。