30年位前の本ですが、都筑卓司先生の書かれたブルーバックスの「不確定性原理」という本を見つけました。これは量子論の基本骨格である不確定性原理を分かりやすく書いたもので、いきなり「巨人の星」の消える魔球から話が始まります。
消える魔球は、飛雄馬の手を放れるところと、森選手のミットに収まるところは見えるのですが、途中のホームベースを通過するところだけ消えてしまってどこを通っているのか分からない魔球です。この魔球をして、量子論ボールであるというのです。これはソネットのY社長に教えて貰った本なのですが、とにかく分かりやすいし面白い本です。こういう本に出会えると、本当に得をした気分になります。不確定性原理や、量子論自体については、「物言えば、唇寒し、何とやら」で今回は控えておきますが、読み終わったら何かつぶやかせて頂くかも知れません。