月がたまに赤く大きくなるのをご存じですか。大概満月の日で、地平線に近い時にそう見えることがあります。赤く見えるのは空中に塵が多くて青色が反射してしまうからでしょう。大きく見えるのは屈折率の違いからでしょうか。いずれもそのような理由だと、地平線に近い時にそうなるのは納得がいきます。満月の日は夕方に地平線から月は出ますから、目に届くまでに通過する空気層も長いし、恐らく地面から出る水蒸気の影響などで屈折するのでしょう。ところがたまに満月でなくとも、或いはある程度高くまで上がったあとでも、赤く大きく見えることがあります。昨日の晩もそうでした。どうしてそうなるのでしょう?条件として考えられるのは、湿度が特に高いとか、雲が近くにあるなどの、屈折率を変えつつ波長の短い光を散らばらさせる大気の状態がある場合だという気がするのですが、昨日の晩などは月の模様がくっきりと見えていたので、また悩んでしまいます。