1963年の今日、坂本九の「上を向いて歩こう」はスキヤキ・ソングとして全米1位に輝きました。前にも後にもただ1つの日本製全米1位が、アメリカ市場用に作られたものではなくて、そのまま日本語で歌われていたというのは興味深いことです。
旋律も、言葉もそのまま。以後、アメリカ用に作られた歌はいくつもありますが、アメリカの人々の心や唇を動かすことはありませんでした。これはどういうことでしょう?単なる偶然でしょうか?迎合しようとしても、母国語でない言葉で大勢の人に訴えることは難しいでしょう。マライア・キャリーの「キニシナイ」よりも、意味が分からなくても英語の熱唱の方がいいですよね。純和製が全米1位を取るのは、次はいつのことでしょうか。