ゴールデンウィークの旅客予約状況は好調のようですが、飛び石連休でもあることから、自宅や近場で過ごす人も多いようですね。私も近場で過ごす予定です。

そんな週末、歩いているとフリーマーケットが開かれていたので、少し立ち寄ってみました。会場には多くの人が集まり、衣類や手作り雑貨などを手に取っていました。よく見られる光景ではありますが、近場で過ごすニーズに応える形で、こうした地域密着型のイベントが増えていることを実感します。

最近では「マイクロツーリズム」という言葉も定着しつつあり、遠出せずに地元の魅力を再発見する動きが広がっています。円安やインフレの影響で海外旅行を控える傾向も指摘される一方で、国内消費の活性化への期待が高まっています。短い休暇に対して、また状況の変化も相まって、その中でも上手に楽しむ工夫が、新たな日常となりつつあります。

環境の変化には短期的な動揺がありますが、人々は常に柔軟に対応して経済成長を重ねてきました。米国を中心とした足元のマーケットの振れに対し、中期的な経済との関係を考えるうえでも、そのことは改めて意識されるでしょう。