ストレスの対処方法にはいろいろありますが、一番いいのはやはり適度な運動をすることのようです。煙草やお酒でストレス退治する人も大勢いますが、さてこれらのストレスに対するメカニズムが大きく違うことを御存知ですか?お酒はストレスを消化・発散する作用があるようで、アメリカのある調査ですと、上戸と下戸に分かれる兄弟で寿命を調べた所、上戸のほうが長生きだったというデータもあります。一方、煙草を喫むというのは一種のストレスを与える行為そのものであり、ストレスを解消するというよりは、ストレスに慣らす作用があるそうです。確かドイツで行われたある実験では、煙草を吸わせてから爆弾の爆破映像などを見せると、脈の乱れや発汗が低いという結果があります。私が呑んべェのせいか、どうも酒飲みに都合のいいような話で申し訳ありません。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。