テクニカル分析の一種に、値動きだけでなく、その値段でどれだけ取引が成立したかを考慮に入れるものがあります(価格帯別出来高チャートなど)。どれだけのリスク・マネーがその値段経路の中で人の手を移動したかを知ることによって、その道を逆戻りする際の抵抗を推し量ることができます。これはどんなものの値段の形成についても言えることです。10冊しかない稀少本の値段は、暴騰する時も早いが、暴落する時も早いものです。缶コーラの値段はめったに変わりませんが、一度変わるとまず元には戻りません。この観点から市場を観察すると、中々興味深いものです。
(なお、この連休に行ないました三日間のシステム・メンテナンスの内容については、既にHP上でご案内しておりますが、更に詳しい説明をなるべく早くHP上でご説明申し上げる予定です。)