皆さん良く御存じの鉄腕アトムによると、確か西暦2000年頃には大体の仕事はロボットがしてくれていて、人間は創作活動とかに多くの時間を割き、余裕のある生活を送っている筈でした。ところが現状はそうではありませんね。コンピュータ技術は大きく進歩しましたが、必ずしもそれが人間に余裕を余分に与えるために使われているとは限らない気がします。効率は明らかに向上しているのでしょうが、それが人間の脳をより休ませず、余裕のない形で働かせる方向に振れている気がします。効率が2倍になった時に、2倍の仕事をするのか、2分の1で仕事を終えて、残りの2分の1で新しい創作活動をするのか。IT技術の使い方の方向性は、このいずれかの間にあるのでしょう。コンピュータにのまれないように気をつけたいと思います。