マザーズが過熱しているのではないかという話があります。アメリカと日本のネット関連株の値段(正しくはネット会社の時価総額)を比べて、現在の日本の値段は高過ぎるのではないかという声も聞かれます。果たしてそうでしょうか?売買が成立している以上、それは神聖なるマーケットの値段であり、正しいか否かを問うことには意味がありません。但し売買している人は皆自己責任を取り、売られようが買われようが恨みっこなしです。日米の値段の差などはそれこそ議論する必要もありません。いずれナスダック・ジャパンも始動し、アメリカの企業も日本にも上場するでしょう。日本の企業でアメリカに上場する企業も増えるかも知れません。このようにデュアル・リスティングが増えてくれば、当然裁定が働きます。金融のように基本的に流動性の高い分野では、そもそも価値の歪みは長くは続かないものです。