今年の米国の金利と株式市場について年明け早々楽観的な見通しを書きましたが、若干修正したいと思います。グリーンスパンへの信認は極めて高く、現在の大統領候補と比べるとかなり格が違うように見えます。今までは大統領選の年は選挙を有利に運ぶために市場はきちんとコントロールされて来たのが通例ですが、再選の決まっている連銀議長と大統領候補の格がこれほど大きいという状況は恐らく今回が初めてでしょう。
そうなると、グリーンスパンは選挙よりも彼の最後の任期の間の米国経済をどうガイドするかという、より長期的な視点を優先できるかも知れません。そうすると案外早目に金融引き締めをするということも可能ではないかと思い始めています。
今年は日本の市場も、米国の市場も政治絡みで中々目が離せませんね。