昨晩ある大学教授の先生と食事をしたのですがとても興味深い話をお聞きしました。世界中の先物取引の発祥は、江戸時代中期、我が国堂島の米の先物市場であったということは現在に於ける通説ですが、驚くべきことにその堂島で付いた値段で、翌日には博多でも市場が開かれていたというのです。毎日飛脚を飛ばしたのかと考えましたが、駅伝の選手でも1時間で20キロぐらいですから、午後に付いた値段を毎日翌朝までに博多まで走って知らせに行くのはどうも無理そうです。第一かなりコストがかかるでしょう。
馬なら尚更高そうです。答えは、なんと、のろしを炊いて連繋していたそうです。これって、一種の光通信ですね。しかも速くて安い。300年前には金融でも通信でも世界の最先端を行っていた日本。ここはひとつ踏ん張って頑張りたいものですね。