今朝のニュースは何と言ってもこの2社の合併の話でしょう。2000万人の会員を持つAOLが、タイム・ワーナーの膨大なコンテンツと通信網を手に入れたことは極めて価値の高い出来事だと思います。
日本ではいまだインターネット自体が注目の対象となっていて、ネット関連株と言うとインターネットに直接関係した会社だけが取り上げられがちですが、実はネットはあくまでも電話と同じようなインフラであり、実際の大きなビジネスはそれを利用してその上に建てられて行くべきものであるということを鮮明に表現していると思います。今後このような動き、即ちネットをインフラとして利用して行く形の合併など、は急速にアメリカにおいては進んで行くでしょうし、数あるネット関連株のヴァリュエーションもこのような将来の展開を見越してなされるでしょう(もっともアメリカにおいては既にそのような値付けがされているとも思われますが)。日本においてもこのような視点がもっと必要になってくると思われます。