上方修正で最高益更新の可能性がより高まった3月決算銘柄は
7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表も8月中旬に終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると、円安や値上げの浸透、生成AI(人工知能)向けの需要増、業務の効率化による採算の改善などにより想定を上回るスタートを切った企業も多くみられ、そうしたなかで通期の業績予想の上方修正に踏み切った銘柄もありました。
そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業のなかから、最高益予想の営業利益の見通しを上方修正したことで、最高益更新の可能性がより高まった銘柄をピックアップしてみました。例えばニデック(6594)は、事業の生成AI(人工知能)サーバー向けの冷却装置が伸びているほか、家電・商業・産業用モーターも好調に推移していることなどにより、通期の営業利益の見通しを2300億円から2400億円に上方修正したことで、2022年3月期の最高益を更新する可能性が一段と高まっています。