第1四半期に30%台の増益となった3月決算銘柄は
7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表も8月中旬に終わりとなりました。日本経済新聞社の集計では、円安や値上げの浸透、生成AI(人工知能)向けの需要増、業務の効率化による採算の改善などにより、この第1四半期の上場企業の純利益は前年同期比で10%近い増益となりました。そしてこうしたなかには大幅な増益となった銘柄もみられます。
そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業のなかから、第1四半期の営業利益が前年同期比で30%台の増益となった銘柄をピックアップしてみました。例えばカカクコム(2371)は外食需要の高まりを背景に、ネット予約人数が大きく伸びたうえ、飲食店のネット予約サービスを利用する有料プランを契約する店舗も増えたことなどから、第1四半期の営業利益が前年同期比で34.9%増となっています。