アメリカ大統領選は、あと2ヶ月ほどになりました。さてどちらが勝つことやら。トランプとハリス、という構図で見ると、かなりキツい選択だなぁとも感じるのですが、共和党対民主党と捉えると、全米人口のざっくり半々が両党に分かれているので、大変重要で中身のある選択だと思われます。資本市場や暗号資産市場に身を置いている私としては、共和党の政策の方が良く将来を見通していて優れていると思うのですが、これがトランプの政策とラベルを貼られると、疑い深い目で見られてしまうかも知れません。共和党政権でトランプでない大統領だったら一番いいのになぁ、と思うのはないものねだりですね。
トランプが大統領選に勝った8年前は、トランプは社会にとってだけでなく、共和党にとっても、突然出て来た人でした。しかし今は、トランプは押しも押されもせぬ共和党の親分です。8年前、共和党上層部に仲間が居なかった時でも、トランプは政権を運用しました。今なら、アメリカ人の半分を代表する共和党のエリート達が政権をサポートする筈です。そう考えると、今度のトランプは8年前のトランプよりずっといいと、私は思います。
でも選挙はどうなるか分かりません。イメージ的にはハリスの方が断然いい気もしますし。要注目ですが、どうなるか分かりません。どっちになっても落胆しないように、今からイメトレをしとこうと思います。そのような意味では、我が国の首相が誰になるかのイメトレも、かなり柔軟にしておく必要があると思います。
自民党総裁選に、国会議員20名の推薦人を何人の候補が獲得できて実際に立候補するか分かりませんが、派閥が基本的に崩れた今、それなりに乱立すると思われます。そのひとりひとりが、自民党国会議員票のうち最低20票は既に獲得している訳ですから、議員票は必然的に分かれます。そうすると非国会議員の自民党党員票を多く得た2人が、決選投票に進むでしょう。そしてそこでは議員票がほとんどなので、議員に好かれる方(嫌われてない方)が当選し、自民党総裁となり、首相となることでしょう。即ち、最終候補2名を選ぶプロセス・主観と、最終当選者を選ぶプロセス・主観が違うことになります。
イメージで2人を選び、実際の人間関係や御しやすさで最終者が選ばれる。これもどうなるか分かりません。誰がなっても精神的ダメージがないように、今からイメトレしてます。延いては、誰がなっても大丈夫なように、投資ポートフォリオを点検・調整しないといけません。備えあれば憂いなしですね!