先週の金曜日にお話ししました損切りと利食いの話には、御興味を持たれた方も多いようです。そこで今週はトレーディング哲学シリーズ第二弾として、どの程度のリスクを取るのが適当かなど、いわゆる「リスク」についてお話ししましょう。
よくリスクを取らないとリターンも取れないなどと言われますが、一つ決して忘れてはいけないことは、リターンには方向性があり、儲からなければ意味がないのですが、リスクは「大きさ」であって「方向」は一般にはないと言うことです。
リスクは損益の振れ幅の目安であって、収益の目安ではないのです。ではリスクは、その取るべき最適値といったものが存在するのでしょうか?つまり、その人その人、或いは会社ごとに、取るべきリスクの大きさは違うのでしょうか?ここから先はまた明日お話しします。