イギリスの「エッグ」と言う会社を御存じですか?英国最大の保険会社のプルデンシャルが去年の10月に作った、オンライン専門の銀行です。
費用が低い分、高い預金金利を可能にし、また低い手数料で住宅ローンを提供しています。1年も経っていないのに、55万人の顧客が既にいます。
(本日の日経金融新聞より)
これからの個人向け金融にとっての貴重なモデルといえるでしょう。会社のコストを徹底的に低く管理すること。それが、個人向け金融にとって、最終的にもっとも重要なことだと考えています。なぜなら、コストは必ずいつか何らかの形で、顧客に転嫁されるからです。マネックスでもこのことは肝に銘じて行きたいと思っています。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
-
ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。