昨日の話の続きですが、預・貯金、生命保険という形で全国の個人から集められたお金が、郵貯・銀行・生保を通じて、日本全国の企業・個人の経済活動のために出資、或いは貸付けという形で供給されています。
「個人投資家」と言うと株式投資や投信を買っている人のことを言っているイメージがありますが、実際は銀行預金しか持ってない人も、銀行を通じて企業などに「投資」しているわけです。
いろいろな企業に分散投資されているというメリットもありますが、一方でいわば高速道路の料金所のように「投資家」と「企業」の間に「金融機関」が立ちはだかっているので、渋滞も起きてしまいます。料金所の性能が落ちると尚更です。料金所のない高速道路。それが直接金融です。
日本の直接金融比率は極端に低いのが現状です。マネックスはこの構造の変化の一翼を担いたいと思っています。