私は朝型人間です。カーテンを開けて(正確には、レースカーテンのみで)寝るので、外が明るくなると自然に目が覚めるという生活です。今の季節は4時~4時半起き。寝室もリビングも、ドレープカーテンを閉めることがほぼないため、カーテンを付ける必要がないのですが、なんとなく、インテリアの一部としてカーテンを付けています。ただ、さすがに、レースカーテンなしというわけにはいきません。

が、世の中には、「カーテンなしの家」が多い地域もあります。オランダ。今週は欧州出張で3か国を回っているのですが、オランダでは「中が丸見えの家」を多く見かけました。清貧さを美徳としているため、という説が多いようです。また、一緒に出張している社員が「飼われている犬、雑種犬ばかりですね」と言っていたので少し調べてみたら、オランダでは、見た目優先の人為的繁殖を禁じているよう。また、オランダはショップでの生体販売がなく、ペットの殺処分もゼロというペット先進国の一つとのこと。長い歴史の中で様々な取組みが講じられて今があるのですね。

文化的背景や価値観が様々ある中で、何を理想とするのか。どこに向かっていくのか。未来をどう創るのか。人も会社も国も、存在する限り常に意識しなければならないし、自分事で考えなければならないですね。昨晩オランダからイギリスに移動して、今はロンドン。来たる総選挙の話題をよく見聞きします。日本の外に出ると、いつも新たな気づきがあるとともに、「翻って日本は、私たちは、私はどうだろう」と考えさせられる日々。今回の出張の目的はIRですが、質問に答えるだけではなく、逆にご意見をお聞きするようにしています。そうやって、様々な角度からの見え方や考え方を理解しながら、長期的な企業価値向上につなげていきたいと思います。