今、ニューヨークにいます。こちらはまだ5月15日(水)です。昨日、グループ会社のトレードステーションの本社があるフロリダからニューヨークに入ったのですが、本日は、ボストンに日帰り出張をすることになりました。なんとも移動が多い出張です。そして先ほど、ボストンからニューヨークに戻る際に、初めての体験をしました。

ボストンでの面談が盛り上がり、予定時間を超えて終了。ニューヨークに戻る便に乗るために急いでボストン空港に向かったものの、着いたときには搭乗開始時間がすでに到来しているという状況…。その上、セキュリティチェックの長蛇の列…。これは間に合わない…(汗)

そこで、昨日見たことと同じことを実践してみることにしました。

「ごめんなさい!もうボーディングタイムなんです!ドアクローズ間近なんです!通してほしいです!!!」と、列をなす人たちにお願いしながら、何十人も抜いて、無事セキュリティゲートを抜けて、搭乗ゲートに到着!ドアクローズの数分前!セーフ!!

何十人抜きかをする最中、みんな、Go! Go!と譲ってくれて、時には、通路を開けるのではなく、整列ベルトを上に引っ張り上げてくれて「ここをくぐってごそっと抜かしな!」と。みんなに迷惑をかけて急いでセキュリティゲートを通過してギリギリ間に合ったのに、システムトラブルでドアクローズ後まったく動かず、40分くらい機内で待機というオチだったのですが(笑)

アメリカって、こういうところ、すごいですよね。日本では、航空会社スタッフの方々が、「〇×分発の飛行機の人いますか~?」と声をかけて、優先レーンに回して、乗り遅れを防ぐ様子を見かけますが、アメリカは自己責任。そして、困っている人がなんとかしようと頑張っていると、協力してくれる。とてもおおらか。また、普段から色んなものが時間通りに進まないからか、待てる人たちなのだなぁと。それから、細かいことは気にしない。気にしてるとキリがないから。そして、失敗もよくあることなのでいちいち怒らない。どっちが良いとか悪いではなくて、違いですね。文化の差。

今回もアメリカの「寛容」に触れた出張でした。また、2年ぶりのトレードステーション本社訪問では、あれやこれやと、取り組んでいることを報告してくれる社員たちの顔がとても明るくて、元気をもらいました。明日は、朝一でミーティングをして、その足で空港に向かい、帰国のフライトです。アメリカの勢いそのままに、グループ一丸となって前に前に進んでいきます。