ケイデンス・デザイン・システムズ[CDNS]決算:1株利益は1.17ドルで市場予想を上回る

ケイデンス・デザイン・システムズは、電子設計自動化ソフトウェア、知的財産、およびシステム設計や分析製品の提供者である。EDAソフトウェアは、フルフローエンドツーエンドソリューションにおいて、チップ設計プロセスを自動化し、設計精度、生産性、および複雑性を向上させる。システムレベルの分析および検証ソリューションを可能にする、設計IP、システム設計や分析製品のポートフォリオを提供する。包括的なポートフォリオは、半導体企業がシステムのような企業へとアップスタックを移行させ、システム企業が自社の半導体設計へとダウンスタックを移行させるという相互融合の恩恵を受けている。結果的に生じるEDA顧客の拡大は、さまざまな最終市場の長期的なデジタル化とともに、ケイデンスのようなEDAベンダーに利益をもたらす。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第1四半期(1-3月期)実績 

★売上高・・・前年同期比1.2%減の10.1億ドル(市場予想は10.1億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.17ドル(市場予想は1.13ドル)

決算総括

1-3月期(第1四半期)売上高は予想と一致、調整済みEPSは予想を上回った。次の第2四半期の見通しでは、予想を大幅に下回った。

プロクター・アンド・ギャンブル[PG]決算:1株利益は1.52ドルで市場予想を上回る

プロクター・アンド・ギャンブルは、日用消費財の製造で世界最大手のひとつに入る。1837年に創業、年間売上高は800億ドルを超える。タイド(洗濯用洗剤)、シャ-ミン(トイレットペーパー)、パンテーン(シャンプー)やパンパース(おむつ)など、よく知られた20種以上のブランド・ラインを有し、各ブランド製品の年間売上高は全世界ベースで10億ドルに及ぶ。選択と集中を進め、最後まで保有していた食品ブランドのプリングルズ(ポテトチップス)を2012年にケロッグに売却した。米国以外の地域が連結売上高の半分強を占める。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第3四半期(1-3月期)実績 

★売上高・・・前年同期比0.6%増の201.95億ドル(市場予想は204.29億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.52ドル(市場予想は1.41ドル)

決算総括

1-3月期(第3四半期)売上高は予想を下回ったが、調整済みEPSは予想を上回った。 

今後の株価見通し

162ドル超えから、170ドルを目指す展開が予想される。

アメリカン・エキスプレス[AXP]決算:1株利益は3.33ドルで市場予想を上回る

アメリカン・エキスプレスは、世界のおよそ130の国や地域でチャージカード(一括払い方式)、クレジットカード(リボルビング払い方式)事業を展開する金融機関である。収益性の高いマーチャント(加盟店)ペイメントネットワークも運営する。2018年から、グローバル消費者サービス部門、グローバル法人サービス部門、グローバルマーチャントおよびネットワークサービス部門の3部門で構成されている。カード決済サービスに加え、法人向けに経費管理ツール、コンサルティング・サービス、および事業者ローンなどを提供している。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第1四半期(1-3月期)実績 

★収入(総収入から利払い分を差し引いたもの)・・・前年同期比11%増の158.01億ドル(市場予想は157.69億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・3.33ドル(市場予想は2.96ドル)

決算総括

1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。通年ベースの増収率ガイダンスレンジは据え置いた。同調整済みEPSガイダンスレンジも据え置き、予想をも上回った。

今後の株価見通し

245ドルを目指す展開が予想される。

ベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]決算:1株利益は1.15ドルで市場予想を上回る

ベライゾン・コミュニケーションズの無線サービス事業は、サービス収入全体の約70%、営業利益のほぼ全てを生み出す。全国規模のネットワークを有し、ポストペイド契約者数が9,300万人、プリペイド契約者数が2,100万人(Tracfone買収後)の米国最大の無線通信会社である。固定回線通信事業には、住宅および事業者との契約件数がおよそ2,500万件に上る北東部のローカル・ネットワーク事業や全国の企業向けサービス事業が含まれ、約800万人の顧客にブロードバンドサービスを提供している。また、多くの場合、同社のネットワークと他の通信会社のネットワークを併用して全国の企業に通信サービスを提供している。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第1四半期(1-3月期)実績 

★売上高・・・前年同期比0.2%増の329.81ドル(市場予想は332.06億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.15ドル(市場予想は1.12ドル) 

決算総括

1-3月期(第1四半期)売上高は予想を下回ったが、調整済みEPSは予想を上回った。第1四半期に個人顧客を15万8,000件減少させたが、落ち込みは前年よりも少なく、消費者部門は第1四半期としては2018年以来の業績を上げた。ワイヤレス・サービスの売上は 3.3%増の195億ドルで、値上げとプレミアム・プランを選択する人が増えたことが寄与した。

今後の株価見通し

当面底値模索の動きが予想される。

ニューコア[NUE]決算:1株利益は3.46ドルで市場予想を下回る

ニューコアは、鉄鋼および鉄鋼製品の製造会社である。また、製鋼所で使用される直接還元鉄も生産している。自社、あるいは他社が製造した鉄鋼・鉄鋼製品を売買する国際取引・販売事業も展開している。事業は、製鋼部門、鉄鋼製品部門、原料部門で構成され、このうち製鋼部門で最大の収益が生み出されている。製鉄部門には、薄板、棒鋼、構造用鋼、厚板の炭素鋼および合金鋼、鉄鋼取引事業、鉄筋流通事業、NuMit社とNJSM社への持分法投資が含まれる。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第1四半期(1-3月期)実績

★売上高・・・・・・前年同期比7%減の81.4億ドル(市場予想は80.2億ドル) 
★1株当たり利益(調整後)・・・3.46ドル(市場予想3.60ドル) 

決算総括

1-3月期(第1四半期)売上高は予想を上回り、調整済みEPSは予想を下回った。  

今後の株価見通し

当面底値模索の動きが予想される。